【アフターインタビュー】ワンオペオーナーの挑戦 ─ 八王子の工務店と歩んだ店づくりの記録
小料理 つばめ
代表 土屋 翼
東京都八王子市大横町14-1
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八王子の住宅街にひっそりと暖簾を掲げる和食料理屋「小料理 つばめ」。店主・土屋 翼さんが、都内のさまざまなお店で修行を積み重ねた末に開いた、自身初の店舗です。
この記事では、開業までの道のり、店舗づくりに込めたこだわり、そして八王子の工務店「紡ぐ工房」と二人三脚で進めた空間づくりについて、土屋さんにじっくりお話を伺いました。八王子で店舗開業を考える方に向けて、内装づくりのヒントや工務店選びの参考になる情報をお届けします。
もくじ
- 1. 地元食材へのこだわりと「小料理 つばめ」のはじまり
- 2. 信頼の始まりは「直感」から ─ 紡ぐ工房との出会い
- 3. なぜ紡ぐ工房に依頼?選ばれた理由とやり取りの裏側
- 4. 物件探しの難航と、思いがけない“理想の場所”との出会い
- 5. 想いを形にする設計と、短期施工を乗り越えた工事の舞台裏
- 6. 「入って驚く」内装と、リピーターを呼ぶ空間の秘密
- 7. 施工後も続く安心感 ─ 紡ぐ工房との関係性とは
- 8. これから八王子でお店を開くあなたへ、店主からのアドバイス
1. 地元食材へのこだわりと「小料理 つばめ」のはじまり
ーお店のご紹介をお願いします。
わたしの地元・長野の食材を中心に扱っている飲食店です。特に、お米は自分が住んでいる町で作られたものを使用し、知り合いの農家さんから直接仕入れています。しゃもや地酒も、地元の繋がりを活かして選んでいて、地域の魅力をそのまま味わっていただけるのが特徴です。お客様は八王子に住んでいる方が中心で、食材の背景やこだわりを通じて、地域の魅力を知っていただくきっかけになればと思っています。
ーどのようなきっかけでお店を始めようとおもったのですか?
きっかけは、自分の「好きなことをやりたい」という思いからです。会社勤めをしていると、自分のやりたいこと100%を実現するのは難しいと感じていました。だからこそ、自分が本当にお客様に提供したいものを自分の判断で届けたいと思い、独立を決意しました。お客様のニーズに合わせて、メニューは何度も試行錯誤しながら調整しています。やりたいことと寄り添いのバランスを大切にしています。

2. 信頼の始まりは「直感」から ─ 紡ぐ工房との出会い
ー紡ぐ工房とは、どのようなきっかけで出会いましたか?出会った当初の印象を教えてください。
物件探しをしていた際に、「どこの工務店がいいかな」と思ってネットで検索していた中で、目にとまったのが紡ぐ工房でした。八王子に会社があるということもあり、地域的な近さを感じて連絡してみました。連絡後の対応がとても早かったのも印象に残っています。
3.なぜ紡ぐ工房に依頼?選ばれた理由とやり取りの裏側
ー数ある工務店の中で、紡ぐ工房に依頼しようと思った決め手は何でしたか?
正直に言えば「偶然」です。他の工務店と相見積もりを取ったわけではなく、総合サイトで偶然見つけ直感的に「ここにしよう」と思い連絡をとりました。反応が早くて、とてもスムーズに話が進みました。「あ、ここは信頼できそうだな」という安心感もありました。
ー実際にやり取りしてみて、印象的だったことや良かった点があれば教えてください
こちらの伝えたことをきちんと形にしてくれた点がとても良かったです。途中難題が現れても、その都度柔軟に対応してくれました。結果としてとてもやりやすく、満足しています。
4.物件探しの難航と、思いがけない“理想の場所”との出会い
ー今の物件に出店された理由を教えてください
最初に検討していた場所が直前でダメになってしまったため、条件に合う物件を急遽探すことになりました。今の物件は、もともとスナックが入っていたんです。
建物自体は古いのですが、お店の完成後は外からの印象と中に入ったときのギャップがあり、「思ったよりずっといいね」とたくさんの方に言っていただきます。駅からやや距離がありますが、店の壁に貼ったお酒のラベルを見てふらっと入ってくれる方もいて、立地の魅力や、人との新しいつながりを感じることができています。
5.想いを形にする設計と、短期施工を乗り越えた工事の舞台裏
ー開業にあたって「店舗の内装」で重視したポイントは何でしたか?
外観からの見え方と、中に入った時の居心地を両立することを重視しました。基本的に一人で店を回しているため、動線の設計は特に意識した部分です。
ー工事や開業準備の中で、特に苦労した点はどこでしたか?それをどのように乗り越えましたか?
最初の物件が寸前でダメになったことや、工事期間をできるだけ短くしないといけなかったことが大変でした。営業ができない間も賃料はかかるため、その損失を減らすにはスピード感が求められました。紡ぐ工房さんがしっかりスケジュール管理してくれたので、安心して進めることができました。
ー打ち合わせや設計の過程で印象に残っていることはありますか?
代表の矢野さんが直接対応してくれたのが印象的でした。打ち合わせは非常にスムーズで、こちらの希望をくみ取って、無理なく実現してくれました。
ー工事中の対応や進め方について、安心できた点や良かった点があれば教えてください
全体を通してストレスなく進みました。特に印象に残っているのは、カウンターの仕上げ。こちらの希望通り、自然な味のある雰囲気になっていて満足しています。
6.「入って驚く」内装と、リピーターを呼ぶ空間の秘密
ー完成した内装をご覧になったときの率直なご感想を教えてください
外観からは想像できないほど中の印象が良いと、お客様からも好評をいただいています。古い建物であるにもかかわらず、内装の力で「ギャップのある魅力的な空間」になっています。
7.施工後も続く安心感 ─ 紡ぐ工房との関係性とは
ーメンテナンスやちょっとした困りごとの相談など、どのようにやり取りされていますか?
代表の矢野さんが時々ふらっと食事に来てくださって、世間話をするような関係が続いています。施工して終わりではなく、顔を出してもらえるのが安心です。給湯器の煙の流れについて困ったときも、気軽に相談できました。すぐに対応してくれるので、とても頼りにしています。
8.これから八王子でお店を開くあなたへ、店主からのアドバイス
ーこれから出店を考えている方へ、内装づくりで「やってよかったこと」や「アドバイス」をお願いします
レイアウト設計は本当に大事です。無駄のない動線を作ることが、日々のオペレーションをスムーズにしてくれます。プロに任せる部分は任せてよかったと思います。
ーArrow product designに依頼して、特に良かったと感じる点があれば教えてください
一言で言うと「話しやすさと親身さ」です。こちらの言葉をしっかり汲み取ってくれて、頼れるパートナーという印象です。
土屋さんの言葉から伝わってきたのは、「自分らしい空間を、自分らしいスタイルでつくる」ことの大切さ。
そして、それを支える信頼できるパートナーの存在が、安心と満足につながっているということでした。
紡ぐ工房では、地域密着型の店舗づくり・空間づくりをお手伝いしています。物件探しから施工後のサポートまで、長く寄り添える工務店をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。