「500%頼んでよかった」中目黒の韓国酒場女性オーナーが語る、工務店との信頼の空間づくり

ソウル小町
東京都目黒区中目黒1-8-8 2F
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中目黒・目黒川沿いに店を構える韓国酒場「ソウル小町」。桜並木を望むこの立地で、オーガニック野菜と無添加調味料にこだわった韓国家庭料理を提供しています。飲み疲れず、食べ疲れない、体にやさしい味。そして、ペット同伴や個室利用など、訪れる人の多様な時間を受け止めてくれる空間づくりもこの店の大きな魅力です。

今回は、移転を経て新たなスタートを切った背景や、空間づくりのパートナーである紡ぐ工房とのエピソードについて、お話を伺いました。


もくじ


1. 韓国料理と空間づくり、再スタートの背景

──飲食店を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

もともとは中目黒の高架下で、もう少しカジュアルな韓国料理店をやっていたんです。駅も近かったですし、再開発でつくられたところだったので、場所的には悪くなかったです。ただ、カジュアルな分単価も安くて、なかなか思い描くような運営ができなかったというのが正直なところでした。

──そこから、今のお店をオープンすることになった経緯を教えてください。

テナントの契約が満了するタイミングで、「このまま続けるか、辞めるか」本当に悩みました。でも、自分が納得のいくお店をやってみたいという気持ちが勝ったんです。どうせやるなら、体にいい料理を出したいなと。オーガニック野菜や、無添加の調味料を使った韓国家庭料理をベースに、しっかりとお酒も楽しめるようなお店を目指しました。

2. 目黒川沿いに決めた理由と物件探しの裏話

──今の物件は、どのように見つけたんですか?

実は、散歩の途中で偶然見つけたんです。不動産屋を通じて探していたわけではなかったので、本当に偶然でした。もともとお店があった場所からあまり離れたくなかったこともあって、すぐにこの物件を契約しました。

──立地の決め手は?

やっぱり桜ですね。目黒川沿いの桜が咲く時期に、この場所で営業できたら、それだけで価値があると思ったんです。アクセスは決して良くないですが、夜の雰囲気もすごくいいですし、「ここなら長くやっていけるかも」と思えたんです。なので物件が決まってから、紡ぐ工房さんに依頼したという流れでしたね。

3. 紡ぐ工房との出会いと、決め手になった対応力

──紡ぐ工房を知ったきっかけは?

作りたいと思っていたお店の内装が、ナチュラルで居心地のいい空間雰囲気だったんです。流木、フェイクグリーン、オーガニックといったキーワードで検索した時に、たまたま紡ぐ工房のHPを見つけたのが最初の出会いですね。

──何が決め手になったのでしょう?

まずその工事事例の写真がとても素敵だったんです。私が作りたいお店の雰囲気を実現してくれそうだなと思いました。あとはとにかく対応が早かったんです。連絡したらすぐに返事をくれて、会って話したらテンポよく進めてくれて。気づいたら工事が始まっていた、っていうくらい(笑)。

4. 内装でこだわった「半個室」と“お店らしさ”

──空間づくりで意識したポイントはどこでしょうか?

一番は“居心地の良さ”ですね。前のお店はカジュアルで開放感のある雰囲気だったんですけど、今回はもう少し落ち着いて過ごせる空間にしたいと思って、「半個室」にこだわりました。

──営業を始めてから気づいたことはありますか?

こだわって作った個室の需要が想像以上に高かったです。もっと増やせばよかったと思うくらいで、営業しながら改装も検討しています。

5. 施工を経て生まれた“また来たくなる”空間

──完成した空間を見て、率直な感想は?

照明の雰囲気もすごくいいですし、全体的に落ち着ける空間になったなと。お客さまや友人からも「このお店いいね」って言ってもらえています。本当に、矢野さんにお願いしてよかったです。500%よかったって言ってます(笑)。

──完成後のアフターフォローはどうでしょうか?

オープン後も、紡ぐ工房との関係は続いています。施工後にスタッフを連れてご飯を食べに来てくれたり、ちょっとした相談にもLINEですぐ対応してもらえるなど、距離の近いサポート体制が心強いと感じています。「気軽に聞ける相手がいる」という安心感があることは、私にとって大切な要素のひとつです。

実はお店がオープンしてから、空調設備の追加が必要になったのですが、コストの事を相談したら親身になって相談に乗っていただいて。実際思っていたよりも低いコストで導入することができました。

6. 今後のお店づくりと、これから挑戦したいこと

──今後、挑戦していきたいことはありますか?

料理とお酒のバランスを見直したり、もっと個室を増やしたり、やりたいことはたくさんあります。シンプルなことですが、これからもお客様に満足いただけお料理と空間を継続的に提供していきたいですね。

──最後に、この記事を読む方に伝えたいことは?

やさしい料理と、心地いい空間。そして、ちょっとだけ非日常を味わえる場所がソウル小町です。「また来たいな」と思ってもらえるお店を目指して、これからも頑張ります!

7. 編集後記

印象的だったのは、オーナーさんの「この場所で続けていく」という覚悟と、“おいしくてやさしい料理”へのこだわりです。気をてらわず、しっかりと手がけられた空間が、そっと誘うように人を引き寄せる。空間を作ることは、ただの設計ではなく、「どうしてここで続けたいのか」を現すことなのだなと、聞いていて感じました。
この場所この空間に、今日も「また来たくなる」。そんな時間が生まれ続けている場所でした。

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